チキトス・イエズス会伝道所群二泊三日観光ツアー

一日目

サンタクルス市街⇒サン・ハビエル⇒サン・イグナシオ

朝7時半に、お客様をサンタクルス市街のご宿泊先ホテルまでお迎えいたします。一日目最初の目的地は、サンタクルス市街から東に約150kmのサン・ハビエル・イエズス会伝道所です。旅の途中、プエルト・パイラ、パイロン、サン・ラモンなどのサンタクルス東部の街に立ち寄ります。これらの町もイエズス会伝道所群に深く関わりのある町です。

サン・ハビエル伝道所は、1691年12月31日に設立された最初のイエズス会伝道所です。当時布教活動において、音楽が重要なツールとして教会でのミサや儀式に積極的に取り入れられました。その結果、布教活動は大きな効果を成し、先住民への音楽教育が引き続き熱心に行われました。
また、サン・ハビエルの町の先住民ヤリトゥス族の伝統的な祭り、サン・ペドロ(6月29日)とサン・パブロ(6月30日)は、サンタクルス県が指定する無形文化遺産に認定されています。民族の伝統と宗教への信仰心を示し後世へ伝える、地域先住民にとって非常に神聖な祭りです。

伝道所を後にし、ラス・ピエドラス・デル・パキオにあるバッファロー牧場を訪ねたら、一日目最後の目的地サン・イグナシオへ向かいます。本日ご宿泊予定のホテルへ到着するのは、夜20時頃となります。

三日目

コンセプシオン⇒サンタクルス市街 　

朝食後、コンセプシオン伝道所を訪ねます。コンセプシオン伝道所は、「イエズス会伝道所群の宝石(ホヤ・ミシオナル)」と呼ばれています。教会建築に用いられたバロック様式の繊細で豪華な彫刻や装飾、それらがまるで輝いて目に映ることから、イエズス会伝道所の宝石と呼ばれるようになりました。その呼び名が、当時の建築技術の高さを物語っています。

伝道所を後にし、町の考古学博物館や工芸センター、地域の水資源・自然エネルギーを担うサポコダム(レプレサ・サポコ)を訪ねます。コンセプシオンは、豊かな自然に囲まれた町です。植物相の多様性に富み、「蘭の聖域(サントゥアリオ・デ・ラ・オルキディア)」としても知られています。町では毎年10月に、フェスティバル・デ・ラ・オルキディアという祭りが開催されています。
コンセプシオンの町からサンタクルス市街へ戻り、ツアー終了となります。