アンデス山脈とインカ道を巡る旅
ボリビアは、登山やトレッキングなどのアウトドアアクティビティを楽しむのに理想的な国です。ボリビアには、アンデス山脈をはじめとする雄大な山々が連なり、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに適した登山が楽しめます。
観光客に人気のある代表的な山々
レアル山脈:イリマニ山、チャカルタヤ山、ワイナ・ポトシ山、ムルラタ山、コンドリリ山
オクシデンタル山脈:サハマ山、ポマラペ山、パリナコタ山
ボリビアには、古代インカ帝国の道「カパック・ニャン(インカ道)」の一部が残されています。※インカ帝国時代に整備された道路網
中でも特に有名なのが、ラパス県ユンガス地方にあるコタパタ国立公園を通る、チョロ(またはチュクラ)と呼ばれるプレ・コロンビア期に整備された古道です。チョロは、トレッキングルートとして大変人気があります。
短い距離のハイキングや、山からの展望をゆっくり楽しみたい旅行者に人気なのが、チャカルタヤ山です。以前、チャカルタヤ山ではスキーリゾートが運営されていました。ラパス市街から車で約50分の距離にあり、気軽に訪れることができるスキーリゾート地だったのですが、近年の温暖化や積雪量の減少などが原因で運営することができなくなりました。
本格的な登山に挑戦したい方には、標高6088mのワイナ・ポトシ山がおすすめです。一年を通して雪に覆われた美しい山岳風景を楽しめるうえ、本格的な高山の中では比較的登頂しやすいことで知られています。
トレッキング&登山ツアー
レアル山脈(別名オリエンタル山脈)
レアル山脈は、イリャンプ山やアンコウマ山があるラパス県北東部からイリマニ山のある南東部にかけて、約200kmに渡り広がっています。谷や峠といった地形により、いくつかのパーツに分かれて、深い谷間には大きな氷河が存在する所もあります。レアル山脈には、標高6,000mを超える山々が連なり、中でもアンコウマ山(標高6,427m)、ワイナ・ポトシ山(標高6,088m)、イリマニ山(標高6,439m)は、登山を目的とした旅行者にとても人気です。
近年、積雪量の減少や温暖化の影響により山を覆う雪が溶けたことで、山肌が露出しはじめる山が見られるようになりました。その代表的な山であるチャカルタヤ山では、雪解けの水が山肌の斜面を流れ落ち、山間に美しい湖を形成しました。その美しい湖の水面には、空が一面に映し出され巨大な鏡のようになっています。
レアル山脈東部の山では、雪解けによって流れ落ちた水が渓谷を生み出し、ユンガス地方の深い森を形成しました。さらに、低地へと流れ続けた雪解け水は、ボリビアを流れるアマゾン川支流の源泉となっています。
トレッキング&登山のおすすめツアー
- チャカルタヤ山日帰りツアー(標高5,300m)
6,000m級の登山に備え、高地への体慣らしや調整のための良い練習となります。 - トゥニ・コンドリリ山日帰りツアー(標高5,648m)
美しいラグーン(湖)が一望できる、トゥニ・コンドリリ山を日帰りでハイキングします。 - インカ道タケシ一泊二日ツアー(標高約4,000mから1,800m)
ボリビア国内に存在するインカ道の中で最も有名なルートです。レアル山脈を越えて亜熱帯気候のユンガス地方へ向かう一泊二日のトレッキングツアーです。 - エル・チョロ二泊三日ツアー(標高約4,600mから1,300m)
ラ・クンブレ(標高約4,600m)の山岳地帯を抜け、コロイコ・ユンゲニャ地方へ下る二泊三日のハイキングツアーです。 - ワイナ・ポトシ山二泊三日ツアー(標高6,088m)
ワイナ・ポトシ山は、ボリビア国内の標高6,000mを超える山の中で、登山を目的とした観光客に最も人気の山です。登山は、廃村半ばのゴーストタウンミルニ村付近のベースキャンプ場からスタートします。一日目は、5,000m地点まで登り、二日目は、早朝にキャンプ場を出発し、山頂6,088mを目指します。
- サハマ山&サハマ国立公園二泊三日ツアー
ボリビア最高峰サハマ山(標高6,542m)があるサハマ国立公園を周ります。ケニュアの森林、アンデスフラミンゴが訪れるワイナ・コタ湖、地域先住民(アイマラ族やケチュア族)によって建てられた石造りの墓塔「チュルパ」など、観光の見所が満載です。
※サハマ山の登山については、LATE BOLIVIAまでお問い合わせの上、ご確認ください。
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トレッキング&登山
1-21日間